2010年3月3日水曜日

【趣味】コーヒー豆を焙煎

中の人の隠れた趣味があります。コーヒー豆を生豆から焙煎します。

細かい方法は検索するとたくさん出てきますから、そちらに譲るとして、中の人の使っている道具をご紹介します。

まず、フライパン。あれ?と思われる方もいらっしゃるかと思いますし、邪道!とおっしゃる方もおられるかと思いますが、中の人はボウルのようになっているミルクパンのようなフライパンを使っています。表面はテフロン加工されていて、直径は30センチもありません。高さは10センチ弱くらいでしょうか。フタをすべき、と言う人もいますが、中の人は使っていません。使うとおいしくなるそうなのですが・・・・

それから、木べら。これは100円ショップで買ってきました。

で、一番お金がかかっているのが、耐熱の手袋です。豆の温度は、なんと200度にもなるそうで、一度かるくやけどをしてしまってから、耐熱手袋をするようにしました。これはキャンプ用品のお店で買いました。6000円前後で売っています。

それから、忘れてはいけないのは、洗濯用のネット。小さいやつを使います。これをどう使うのか、なのですが、ネットに入れて浴室で振り回すと、細かいホコリが落ちてきます。十分にホコリを落とすこと、それから小さすぎる豆が落とせるフルイという2つの目的で使っています。

中の人の焙煎は、こんな感じで進みます。ただし、これでおいしいと感じるかどうかは、人の味覚の話ですから、ぜひ自分なりの流儀を作ることをおすすめいたします。

まず、ボウルを2つ、小皿を1つ用意します。もちろん生豆もご用意ください。

生豆を200グラムから300グラムほどボウルに入れます。手のひらに少量ずつとり、割れているものや、小さすぎるもの、虫が食っている豆をはじきます。これを小皿に落とし、問題ない豆をもう片方のボウルに入れていきます。これを繰り返し、豆の選別をします。

次に、ネットに入れて粉を落とします。ここで趣味が分かれるのが、水洗いをするかどうか。中の人はフライパンなので、ネットをぐしゃぐしゃとやりながら流水で豆についている薄皮を落とします。人によっては洗わない方がよいとする方もおられますから、ここは飲み比べてみて、もっとも自分に最適な方法を探ってください。あまり長いこと水につけると、当然ですが吸水してしまうので、水洗いする場合でも短時間で終わらせることが肝心です。

水洗いの後、よく水を切って(なので洗濯ネットだと簡単に水が切れるのです)、フライパンに豆を落とし、中火にセットして、とにかく豆を混ぜ続けます。鍋を振って混ぜます。とにかく混ぜます。

このまま本当にコーヒー豆になるんだろうか・・・・と思っていると、豆の薄皮(水洗いでも完全にとれません)がはがれてきて、豆の色がだんだん黄色くなり、そして茶色くなり、コーヒーに近くなっていきます。このあたりから、換気扇をフルパワーにしておきましょう。できれば、浴室の換気扇を入れて、さらに扇風機も一気につよくしておくとよいです。最初は失敗した煮豆みたいな臭いがでますが、だんだんとコーヒーに近い香りになっていくのがわかります。絶対に火を止めてはいけません。

煙が見え始めたら、火を弱火にします。そして、この先は絶対にフライパンを止めずに振り続けてください。へらで十分にかき混ぜて下さい。パチパチと大きめの音がしますが、はじけ飛ぶようなことはありませんから、勇気を出して振り続けてください。このパチパチは1ハゼと呼ばれます。

そのまま降り続けると、今度はピチピチというような小さな音がしてきます。これが2ハゼです。この頃には、煙も最大級になっているはずです。換気扇フルパワーにしたのは、この辺に理由があります。

2ハゼのほどよいところで火を止めます。ただし、豆の温度は200度近くになっていますから、豆の温度だけで熱が伝わり、火を止めても2ハゼはしばらく続きます。早めに火を止めることが肝心です。

手早く金網にあけて、浴室に持って行きましょう。細かな薄皮をふるい落とします。シンクでは煙もでるし、粉が飛び散るので、後の掃除が面倒なのと、換気扇がコンロの上で、シンクから上る煙が換気扇に吸われないので、中の人は換気扇をつけた浴室でふるい落とすことにしています。煙も、豆の温度が高いうちは止まりません。

一通り薄皮(といっても、黒いカスのようにしか見えませんが)を落としたら、室温まで冷やします。ただ、あら熱を取ろうにも、豆が高温なので、中の人の場合はへたにタオルや新聞紙を使わず、金属製のボウルに入れて、ボウルごと水に浮かべて、たまに木べらでかき回しています。室温になじんできたら、密閉容器に入れて、飲む直前まで冷蔵庫で冷やしておきます。

では、飲み方は?というご質問もあろうかと思いますが、それは次回にご案内いたしましょう。

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